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2021年 【年頭所感】 会長 山村真一
■薬経連総会 令和3年3月8日(月)(予定)&★薬経連フォーラム2021 令和3年5月23日(日)(予定)
(いずれもオンライン開催予定しております)
2021年 年頭所感
「今こそ大局を見よう!」
一般社団法人 保険薬局経営者連合会 山村真一
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、様々な意味で社会が変わる、時代が変わるとはこういうことかと実感させられた大変な年でした。
この未曾有の事態は、社会、経済、そして私たちの生活や暮らしに、大きな変化をもたらし、医療界においても患者の受診行動に変化が起こりました。
非常に厳しい環境下ではありましたが、一方で多くの気づきを得た年でもありました。
世界中が新型コロナという同じ災難に見舞われた中で、薬局の在り方を見た時、改めて薬局は地域の公衆衛生を司る重要なライフラインであり、そのように機能している事で社会インフラとしての存在が認められるということが再認識されました。
社会の変化に目を向けてみると、昨年4月の緊急事態宣言を経て、今までの当たり前が
当たり前でなくなる「ニューノーマル時代」に突入いたしました。そして感染リスクを低減するため、人との接触機会を減らすという生活習慣の変化により、一気にオンライン化、デジタル化が進み、働き方もテレワーク、オンライン会議・研修に移行しました。
私たちの業界に目を向けてみても、オンライン診療、オンライン服薬指導の必要性が求められ、今春から始まるオンライン資格確認、来年夏をめどに運用が始まる予定となっている電子処方箋といった具合に、本格的に新時代への体制整備のスイッチが入ったと言って良いでしょう。
実際昨年新しく誕生した菅義偉内閣も、デジタル化を政策の柱に掲げ、前例主義を打ち破って規制の改革を一気に進めると宣言していますので、AI・データ利活用による効率化、
省力化などが加速度的に広がっていくことが想定されます。
そのような中、昨年は一部改正された医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律が施行され、必要に応じて患者の薬剤の使用状況の把握や服薬指導を行うことが義務化され、テレビ電話等による服薬指導(オンライン服薬指導)が可能になりました。
また本年には患者自身が自分に適した薬局を選択できるよう、地域連携薬局、専門医療機関連携薬局という機能による新しい薬局分類が、都道府県知事による認定制度(名称独占)により導入されることになりますので、私たちは目の前の重要タスクとしてこなしていかねばなりません。
但し、私たちは目の前の業務に追われるがあまり、ニューノーマル時代、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代という新しい価値観によって生まれ変わる社会の急変に、
自ら積極的に変容して適応していく勇気を忘れてはなりません。時代の変化は思いの外早く、特に新時代の変化は不連続に起こるものです。正に今こそ大局に立って、これから踏み出す次の大切な一歩をしっかりと見極めたいものです。
さて、今年の薬経連の大きなイベントは、3月8日(月)の夜に オンラインによる薬経連会員総会、そしてフォーラムは5月23日(日)午後に、こちらもオンラインでの開催を計画しております。
例年2月に同日開催していた総会とフォーラムを、今年は分けて開催する事にいたしました。
また薬局団体連絡協議会のシンポジウムは9月末の開催を目標にしております。
新型コロナの脅威はまだまだ衰える事を知りませんが、今春より国内でも接種が始まる
ワクチンによって、少しでも良い風向きに変わることを祈りたいと思います。
本年が皆さまにとって、大きな飛躍の年となりますことを祈念いたしますとともに
一緒に薬経連の更なる躍進にお力添えいただきますよう、何卒宜しくお願いいたします!
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